【豆知識】マイナーチェンジ間近!? プリウスの歴史を振り返ってみた

2018.11.29

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2015年12月のモデルチェンジから3年。2018年11月28日に開幕したロサンゼルスモーターショーで、日本に先駆けて4代目プリウスのマイナーチェンジモデルが発表されました。プリウスと言えば、今でこそアクアなどと並ぶトヨタの看板車種のひとつとなっていますが、1997年に初代モデルがデビューしたときは、「世界初の量産ハイブリッド車」として注目を浴びたモデルです。今回は、デビューから現在までのプリウスの奇跡を振り返ります。

キャッチコピーは「21世紀に間にあいました」

「プリウス」の名が初めて登場したのは、1995年の「第31回東京モーターショー」で発表されたコンセプトカー。のちの生産型とはデザインこそ異なりましたが、コンパクトなボディサイズやガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドであることなど、のちに初代プリウスとして登場する市販型と共通する部分も多く、クルマとしての方向性は固まっていたようです。このコンセプトカーは、「21世紀のクルマ」のあるべき姿を検討して、生まれた形だったそう。ちなみに、このときはまだ「ハイブリッド」という呼び方はされていませんでした。

生産型となる初代プリウス(10型)が発表されたのは、コンセプトカーの登場から2年後の1997年。東京モーターショーの直前に発表され、量産車初のハイブリッド乗用車として12月から発売が開始されました。

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「21世紀に間にあいました」のキャッチコピーとともにデビューした初代プリウスは、1.5Lのアトキンソンサイクルエンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステム「THS(トヨタ・ハイブリッド・システム)」を搭載。今とは違う、4ドアセダンスタイルで登場しました。デビュー当時の燃費は10・15モードで28.0km/L。215万円の価格は「21世紀へGO!」の意味を込めたものだと言われています。

「ハイブリッドの代名詞」から「乗用車の代名詞へ」

今でこそ「乗用車と言えばプリウス」と言うほどの知名度と販売台数を誇るプリウスも、初代のころは、まだまだ「ハイブリッドを搭載したちょっと特殊な乗用車」という印象でした。

このイメージを打破し、一躍「乗用車の代名詞」へと押し上げたのが、俗に「20型」と呼ばれる2代目です。2003年に登場し、「THS」は「THS-Ⅱ」に進化。10・15モードは、35.5km/Lを達成しました。セダンから「トライアングルシルエット」と呼ばれるスタイルの5ドアハッチバックへと、形を変えたのもポイントです。このスタイリングが、現在まで続く「プリウスらしさ」となっています。

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発売当初から注目され、発売翌年の2004年は約6万台を販売。人気はじわじわと上がって2008年にはおよそ73,000台を販売し、「ハイブリッドの代名詞」から「乗用車の代名詞」へと、今に通じるポジションを手にします。

プリウスPHEVやプリウスαが登場し、プリウス・ファミリーを形成

2代目でベストセラーモデルとなったプリウスは、2009年に3代目(30型)へとモデルチェンジ。キープコンセプトながら、ユニークなデザインのヘッドライトを採用するなど、攻めたスタイリングで登場しました。その注目度はすさまじいもので、発売から1ヶ月で18万台もの受注を得たほど。2代目モデルの国内総販売台数が36万台だったことを考えると、とんでもない数字であることがわかります。

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パワートレインは「リダクション機能付THS-II」に進化し、燃費は10・15モードで38.0km/L、この頃から始まった新しい測定モード「JC08モード」では32.6km/Lとなりました。

2011年には7人乗りの派生モデル「プリウスα」、コンパクトモデル「アクア(輸出名プリウスC)」も登場し、プリウス・ファミリーを完成させます。プラグインハイブリッドの「プリウスPHV」が登場したのも、このモデルのとき。2011年から2013年までの3年間は、国内の車名別販売台数で第1位となりました。

カローラ、クラウンと並ぶトヨタの看板車種に

現行モデルとなる4世代目は、2015年12月にデビュー。トライアングルシルエットの5ドアハッチバックという「プリウスらしさ」は継承しつつも、“エグい”と表現されることもあるほどエモーショナルなデザインで登場し、私たちを驚かせました。

「燃費はよいけど走りや質感は…」という市場の声から、クルマとしての魅力を高めることに注力して開発されたのが、今までのプリウスとの大きな違い。実際に自動車ジャーナリストを始め各方面から「プリウスらしくない走り」と、高い評価を得るほどに進化したのです。

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燃費はJC08モードで最高40.8km/L。トヨタの新しい「いいクルマづくり」の考え方、「TNGA」が採り入れられた最初のクルマにもなっています。運転支援システム「トヨタ・セーフティ・センスP」が設定されたのは、最新のクルマらしいところ。2017年2月には、プラグインハイブリッドの「プリウスPHV」もフルモデルチェンジ。

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そして2018年11月、ロサンゼルスモーターショーで2019年モデルが発表されました。その特徴は、フロント/リヤのデザインが大きく変更されたこと。日本でも間もなく、このデザインを採用したマイナーチェンジモデルが発表されると見られており、注目を集めています。
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初代モデルから21年。トヨタの多くの車種でハイブリッドモデルがラインナップされるようになった今、ハイブリッド専用車であるプリウスはこれからどんな存在になっていくのでしょうか。ハイブリッドを提案し定着させた偉大なモデルの次世代は、おおいに気になるところですね。 

過去問チャレンジ!3級

1995年の「第31回東京モーターショー」では、現在も販売されている“あるハイブリッドカー”の原型となったコンセプトモデルが展示されました。その車は何ですか。

(1)ホンダ インサイト
(2)ホンダ フィット・ハイブリッド
(3)トヨタ プリウス
(4)トヨタ エスティマ・ハイブリッド

text & edit by 木谷宗義

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