【カーライフ】中古メルセデスのある生活 最終章 ~結局、お別れすることにした~

2018.01.02
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ちょうど2年前に手に入れた2004年式E320アヴァンギャルドとの中古車ライフ。「その7」「その8」で、夏の燃料ポンプトラブルによるディーラー入庫と整備後の走りの変化、入庫中にカーシェアリングを利用していたことをお話ししました。

整備をしてからはもちろん快調に走ってくれていましたが、実はいろいろと思うところがあり「このまま所有しても良いのだろうか?」という心情が出ていたのです。

この夏のトラブルで高額な修理費がかかり、そしてまた年末には車検がやってくる……。「そこまでお金をかけて維持をしていく必要があるのか?」「安くて壊れない国産新車にしてみたらどうか?」と自問することに。そして、できるだけ冷静にE320との2年間を振り返ってみたんです。



憧れのクルマを手に入れた満足感は何ものにも代え難いとは

中古車の最大の魅力は、なんといっても車両価格の安さです。5年もしくは10年前に「良いな~」と思っていた憧れの1台を、現実的なプライスで手に入れることができます。

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S211型E320アヴァンギャルドも、そんな憧れを持っていたクルマの1台でした。当時、新車で800万円ぐらいした高級車ですが、国産コンパクトカーと変わらない価格で手に入れることができました。それが2015年11月のことです。

中古車が好きな人ならわかってくれると思いますが、中古車を買うときは、できるだけ走行距離の少ない個体を探したり、実際お店に出向いて立ち姿を確認したりしますよね。福岡に住む私は東京にあるクルマを購入したので、実車を確認できませんでしたが、約2年間この夏まで大きな故障もなく走り続けてくれました。個体としてはアタリだったと思っています。

遠方取材が多かったことも、好調をキープできた理由かもしれませんね。もちろんプライベートのお出かけにも活躍してくれました。鬼門であるSBC(電子制御ブレーキシステム)も不調になることはなく、とてもラッキーだったといえます。



中古車とはいえ高級車。維持費はそれなりにかかった

しかし、どんなクルマだって10万kmも乗れば何かしらの、しかもけっこう大掛かりな箇所の部品交換時期に差しかかります。そして私のE320にもそういう時期がきました(その7参照)。

ようやく本題に入りますが、結論からいうと11月に売却しました。総走行距離は10万kmを超えていましたので、査定額はほとんどありません。委託販売でも買い手はなかなかつかずでした。

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気に入っていたクルマを手放した理由は、主に経済的な部分です。2年間で4万kmあまりを走って、燃料代はかなりのものになりました(仕事柄、経費としてクライアントから支払われることも多いのですが)。

また、走行距離に応じてかかるオイル交換代(これがものすごく高い)、自動車税(3.2リッターなので58000円/年)などなど、新車・中古車問わず必要となる経費を2年間という期間で冷静に振り返ると、やはり「高級車なんだな」と痛感しました。

そして次第に「せっかく直したのだからもっと乗りたい」と思ったり、「これだけのお金を別のことに使えば、もっといろいろなことができる」と考えたり、頭がグルグルしてきたんですね。なんだか疲れてしまったんだと思います。

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自動車って、なんだかんだそういうものでもありますよね。あるときマツダのCX-3というスタイリッシュで燃費の良い小型SUVを借りると「コレで良いじゃん、いやコレが良いじゃん」と素直に思いました。さらに、カーシェアリングで他の小型国産車を借り出してみても、思ったよりも良いクルマだと感じることが多かったんです。ここ10年の国産車の進化に自分自身、馴染みがなかったことにも気が付きました。

そして「じゃあ、もっと小さくて経済的な小型国産車でも十分じゃないか」と思い至ったんです。ガソリン代もベンツほどかからず、「キビキビ走ってくれるのならそれで十分」という割り切りもまた良し、と思いました。



この2年は無駄ではない。Eクラスの乗り味を知っているという経験はずっと残る

すでに手元にはメルセデスはいません。今は新たな自動車ライフの新たなスタートを切ったところです……といっても、次のマイカーはまだ購入していません。

何にしようかな、と迷っているところです。この迷う時間も自動車の楽しみのひとつですよね。次はコンパクトで経済的な車種がいいなと思っています。「大きいのに乗ったら次は小さいのに」と反動を活かした(?)車選びとなりそうです。

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メルセデスを経験してよかったのは、「これくらいの距離なら全然疲れないな」という基準が自分の中にできあがったこと。コンパクトカーなどメルセデスほど快適性の高くないレンタカーで出かけるときも、出発時間を少し早くして休憩を多くとるなど対策ができるようになりました。これはメルセデスを所有したからこそできる新たなカーライフなのかな、と思います。

次のマイカーは、どんな車種になるのかは自分でも答えが出ていませんが、どんなクルマを選んでもメルセデスの経験が生きるカーライフが待っていると思います。9回にわたる「中古メルセデスのある生活」をお読みくださったみなさま、ありがとうございました。またどこかでお会いしましょう!

text & photo by 赤坂太一,edit by 木谷宗義+Bucket

<関連リンク>
福岡在住フリーライター赤坂太一のブログ
http://taichi-akasaka.com/

<中古メルセデスのある生活>
その1 ~クルマ選び編~
http://kurutopi.jp/article/4511
その2 ~納車前にしたこと編~
http://kurutopi.jp/article/4724
その3 ~実際どうなの?編~
http://kurutopi.jp/article/5011
その4 ~NEWタイヤ装着編~
http://kurutopi.jp/article/5060
その5 ~ちょっとここらで総括してみる~
http://kurutopi.jp/article/5882
その6 ~高速道路でエンジンストップ!予兆からレッカー、入庫まで~
http://kurutopi.jp/article/7175
その7 ~燃ポン&マウント系リフレッシュ~
http://kurutopi.jp/article/7359
その8 ~入庫中にカーシェアリングを利用してみた~
http://kurutopi.jp/article/8254
最終章 ~結局、お別れすることにした~
http://kurutopi.jp/article/461

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