【新車情報】東京・八丁堀にディーラーがオープン。日本上陸を果たしたイタリア発のEVコミューター「BiRO」

2018.07.06

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6月26日(火)、東京中央区は八丁堀に小さな輸入車ディーラーがオープンしました。取扱車種は「BiRO」。この名前を聞いてわかる方は、かなりのEV通かもしれません。BiROは、イタリア生まれのEVコミューター。ヨーロッパで徐々に普及し始めているコンパクトEVを日本にも普及させるべく、大阪に本社を置く「BIRO Japan」が満を持してオープンさせたのが「BiRO STORE Tokyo」です。

「BiRO」はどんなクルマ?

 BiROは、イタリアで生まれた小さなEV。近年、注目が集まっているパーソナルモビリティや超小型モビリティの一種です。今回、日本に導入されたBiROは、普通免許で乗ることができ、スクーターが置けるスペースがあれば駐車が可能で、小型特殊ゆえに車庫証明も車検も必要ありません(ミニカー登録になります)。

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固定式と着脱式、2種類のリチウムイオンバッテリーからチョイスができ、その航続距離は一度の充電で50㎞~100㎞。インホイールモーターによって、最高45㎞/hで走行します。コミューターとしては十分な性能を持っていると言えるでしょう。全長:1740mm×全幅:1030mmと極めてコンパクトなため、回転半径の小ささと相まって取り回しの良い動きを見せてくれます。

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2種類のバッテリーについて補足をすると、固定式はそのまま家庭や会社のコンセントに差し込むタイプ、着脱式はそのまま直接コンセントへ差し込むこともできれば、取り外して自宅内に持ち込んで充電することもできるものです。着脱式のバッテリーは、マンションなどでも安心して使えるようにキャスターが最初から装着されており、キャリーカートのように手軽に運び出すことができます。ちなみにキーはカードエントリータイプで、運転席側の窓にカードをかざすと解錠、裏側にある口に差し込んで電源ONに。

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サイドドアのない「SUMMER」、サイドドア付き全天候型の「WINTER」、後部に荷物スペースを持つ「Big」とその貨物版といえる「Box」(下の写真)の4タイプをラインナップ。今回は、ファッションブランド「DIESEL」とのコラボモデル「ブラックリミテッドエディション」も展示されておりました。
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カラーは3色のベーシックカラーに、9色のオプションカラーを加えた12色。価格は158万円からで、より手軽にBiROに乗りたい方のためのマンスリーレンタルプランも用意されています。

コミューターが抱える問題と壁

BiROは2名乗車となっていますが、これはイタリアの仕様そのままであるため。実はここが難しいところで、現在の日本でミニカー登録をするには1人乗りでなければなりません。つまり、せっかく2名分のシートがあっても人を乗せることができないのです。BiRO Japanでも「現状では荷物スペースとして使っていただくことになります」と、歯がゆさをにじませる答えでした。

都心の代替コミューターとして、また地方の高齢者の移動手段としても活躍できるこうしたミニカーを普及させるためには、そうした部分の解決は急務と言えます。今後も働きかけを行うことで、2名乗車を認めてもらう努力を続けるそうです。

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誰もがディーラーになれる、従来と異なる販売方法

BiRO STORE Tokyoは東京1号店としてオープンした店舗で、ここを拠点にディーラー展開が進められていきますが、その手法が少し変わっています。というのは、BiROを所有すれば、オーナー自身がフレンドシップパートナーとして販売代理店になれるのです。そのための認定試験などはありますが、オーナー自らがディーラーになるというスタイルは画期的なものでしょう。もちろん、販売に合わせてマージンが発生し、収入にもつながります。

新たに動き出したイタリア発のEVコミューター「BiRO」。EVコミューター自体の認知度や法的な問題など、まだまだクリアしなければならない課題はたくさんありますが、日本のモビリティに新たな風が吹き込んだことは間違いないでしょう。色とりどりの小さなコミューターが街中を走り回る姿を想像してやみません。

▼BiRO Japan
https://www.birojapan.com/

text & photo by きもだこよし, edit by 木谷宗義

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