【車イベント】カー・マガジン・ウィークエンド・ミーティング2018 春 in 大磯 ~老舗自動車専門誌が送るオーナーズイベント~

2018.04.12
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桜の満開を目前に控えた3月24日(日)、年式も国籍もジャンルもさまざまなクルマたちが、神奈川県の大磯ロングビーチに集結しました。その数、なんと300台以上。このイベントは果たして? そう、ネコ・パブリッシングが刊行している老舗自動車専門誌『Car MAGAZINE』の読者ミーティング「カー・マガジン・ウィークエンド・ミーティング」です。



『Car MAGAZINE』の誌面のような展示車がお出迎え

このイベントは、昨年から開催されているもので、2017年の春・秋に続いて今回で3回目。主催が冠にある通り『Car MAGAZINE』という雑誌媒体、しいてはその出版社であるネコ・パブリッシングであることもあり、その参加車両は多種多様です。旧車新車問わず、国産外車もありませんので、誌面でよく目にするモデルからなんとも珍しいモデルまで、実に多彩な顔ぶれが揃っていました。

weekend_mtg18_02 ランチア・ベータ・モンテカルロ

また会場受付前には、マツダ・ロードスター、ランボルギーニ・ウラカン=ペルフォルマンテ、さらには「トッポリーノ」こと戦前のフィアット500と、古き良き時代の大衆車から最新のスーパーカーまでが幅広く登場する『Car MAGAZINE』の紙面を象徴するような展示がされていました。

weekend_mtg18_03 左からランボルギーニ・ウラカン=ペルフォルマンテ、マツダ・ロードスター、フィアット500


移動販売車もクラシックなフィアットで

会場外周には協賛ブースが設けられ、展示のロードスターを用意したマツダ、ステアリングなどを手がけるパーツメーカー「MOMO」、トゥクトゥク(3輪自動車)の販売や雑貨、レストレーションを手掛けるショップなどが出展。当時モノのカタログや創刊当初の『ザ・スクランブル・カー・マガジン』のバックナンバーなどを手に取り、見入る方々の姿もありました。

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お昼13:00までのイベントとはいえ、移動販売車によるケータリングの出店も。フィアット・ムルティプラのカフェなど、味のある移動販売車が並び、その周囲では参加者たちがピザやコーヒーを片手に、クルマ談議に花を咲かせておりました。

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近年、こうした移動販売車がイベント会場に現れては我々の胃袋を満たしてくれるのですが、その車両がクラシックなモデルのワゴンを改造したモデルがあることがジワリと増えてきているのも、気になっているところです。



年相応、年式に相応しいクルマのあるがままの姿

会場内を歩くとグッドコンディションのクラシックカーが多数並んでいたり、著名なラリーカーなどがまた駐車してあったり、『Car MAGAZINE』のイベントらしい光景が見られます。また、イベント後半の11時台には同乗走行による試乗会が行われ、先のランボルギーニ・ウラカンやオーナー所有のクルマが、特設コースを走行していました。

weekend_mtg18_08 サンビーム アルパイン(左)とBMW 2002(右)

300台にもなる参加車両のバリエーションは多岐にわたりますが、今回は少しばかりひねった方向で数台をピックアップしてみます。それは「ほどよく枯れた年式相応のクルマ」というモノです。もちろん参加車両の大半は、綺麗に仕上げられた新車と見紛うほどのクルマです。しかしながら、年式相応の味を持った車両も少なからず見られました。今回はそうした侘・寂(わび・さび)にも通じる車両たちにスポットを当ててみます。

weekend_mtg18_09 日本に正規輸入されなかったプジョー105の5ドアモデル weekend_mtg18_10 1965年に登場した2代目 日産セドリック

あとでわかったのですが、このプジョー106とセドリックなど幾台かはスタッフや関係者のクルマだったようです。抑えるべきものを抑えているあたりは、やはり『Car MAGAZINE』の関係者ならではでしょう。

weekend_mtg18_11 アルファロメオ・ジュリア weekend_mtg18_12 シトロエン2CV weekend_mtg18_13 シトロエンDS weekend_mtg18_14 フォルクスワーゲンTYPE3

1960年代から90年代まで、ひとくちに“ほどよく枯れた”と言ってもさまざまですが、この表現とともに紹介した理由がわかっていただけるのではないでしょうか。新車のようにピカピカではなくても、大切に乗られていることがよくわかると思います。



クルマというバトンを後世へ

今回のウィークエンド・ミーティングにお邪魔して、とても嬉しい光景を目にしました。小中学生と思わしき子供たちの姿が見られたのです。参加者のお子さんでしょうか? いいえ、違います。彼らは自らの意思でこの会場へ自転車でやってきたと言うのです。「近所からたまたま来て」というのではなく、このイベントを目当てに来られたようでした。

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筆者はこうした若き参加者を歓迎したいと思います。クルマは20世紀に華開いた立派な文化遺産ですから、多くの方がその認識をもって迎えてほしいものです。その意味でも、彼らのような参加者がいるというのは、大きな意味を持つでしょう。

また、彼らの姿を見ていて、自動車誌の役割を考え直しました。この「KURUTOPi」を始め、Webメディアが全盛となっている今でますが、細かい解説やディ―プなテーマはやはり紙媒体に強みがあるものです。そうした記事を通じて、次の世代に伝えつなげていくものはあるでしょう。『Car MAGAZINE』と「カー・マガジン・ウィークエンド・ミーティング」には、いつまでも後世にクルマというバトンをつないでいく存在であってほしいものです。


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text & photo by きもだこよし, edit by 木谷宗義+Bucket


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