昨年11月26日に全国で実施された『第5回 くるまマイスター検定』。その受験者の中から抽選で選ばれた方を対象に、東京オートサロン2018を回る特別ツアーが1月14日に開催されました。今回の抽選は、なんと数十倍という過去にない高倍率となったそうです。
ツアーガイドを務めて頂いたのは、自動車ジャーナリストの石川真禧照さん、諸星陽一さん、スーザン史子さんと、ベストカーの寺崎彰吾さんです。2つのグループに分かれて、会場を見て回り、くるトピ取材班は諸星さんと寺崎さんがガイドを務めるグループに同行しました。
モータースポーツから海外の自動車事情まで、幅広く精通している諸星陽一さんが、各ブースで披露してくれる“ネタ”に参加者は興味津々。その一例を挙げると、モーターショーなどで参考出品される車のガラスのチェックポイント。それに承認マークがあるのかどうかチェックをすれば、それがほぼ市販車なのかが分かるそう。明らかなコンセプトカーの場合は既存他車の流用品である可能性が高いんだとか。寺崎彰吾さんは、取材時にあったハプニングなど、編集者ならでは情報を軽妙な語り口で披露してくれました。
お母さんと参加していたナオヒロさんは、家の車がスイフトで好きな車はスイフトスポーツ!という中学1年生。スズキブースが最も印象的だったそうです。物心ついた時から車が大好きで、第5回のくるまマイスター検定で3級に合格しています。勉強方法は公式ガイドブックの熟読と過去問題の反復でした。豊富な知識で次は2級に挑戦です。
持参したカメラで出展車を撮りまくり、諸星さん、寺崎さんと積極的に車談義をしていたのが小学4年生のツバサくん。印象に残ったのはマツダブースで紹介されていた、初代ロードスターのレストアプロジェクトだそうです。欲しい車は、日本に正規輸入されていないダッジ・チャレンジャーのハイパフォーマンスモデル、ヘルキャット。車には相当詳しいようで、くるまマイスター検定3級合格者です。
このツアーの魅力のひとつが、各メーカーの人と直接お話ができることです。今回も、様々なメーカーの担当者がツアー参加者のもとに駆け付けてくれて、興味深い話を聞かせてくれました。
幕張メッセ一帯を埋め尽くした展示車は約880台!今回のツアーではその全てを見て回ることはできませんでしたが、その一部をご紹介しましょう。
約2時間のツアーが終わったら幕張メッセ内の会議室に全員集合。そこで、参加者とジャーナリストの皆さんがしばし懇談。東京オートサロン2018の会場内で気になったコト、昨今の自動車市場についてなど、様々な質問に対してジャーナリストの皆さんは真摯に答えて下さり、参加者の皆さんはそれに真剣に聞き入っていました。そして最後はお楽しみ♪ツアーガイドを務めて頂いたジャーナリストの皆さんが提供して下さった貴重なアイテムの争奪戦!じゃんけん大会で盛り上がりました。
無事に終了することができた今回のツアー。「とても楽しかった」「貴重な話が聞けて良かった」といううれしい感想をたくさん頂くことができました。この場を借りて、ツアーガイドを務めて下さったジャーナリストの皆さん、そしてご参加頂いた皆さんへ御礼を申し上げます。ありがとうございました。スタッフも受験者の皆さんと交流が図れてとても楽しかったです!
くるまマイスター検定では、これからも車文化醸成に向けた様々な活動をして参りますので、宜しくお願いします。
text & photo by くるトピ編集部