【最新ニュース】スカイラインGTS-R ETC参戦車のレストアが決定!日産名車再生クラブ

2017.06.03
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日産名車再生クラブは、2017年5月20日、神奈川県厚木市の日産テクニカルセンターで、「2017年度 再生クラブキックオフ式」を開催し、1988年スカイラインGTS-R ETC(欧州ツーリングカー選手権)参戦車のレストアを行うことを発表しました。
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毎年一台、日産ヘリテージコレクション収蔵車のレストアを行っている「日産名車再生クラブ」は、日産テクニカルセンターの開発部門従業員を中心に結成されたクラブで、動態保存が行える状態にまで車両を完璧にレストアする取り組みを行っています。
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今年のレストア車両に選ばれた1988年スカイラインGTS-R ETC(欧州ツーリングカー選手権)参戦車は、1985年にデビューしたR31の愛称で親しまれる7代目スカイラインのワークスレーシングカー。1987年に発売されたグループAレース用のホモロゲーションカーとして送り出された「スカイラインGTS-R」がベース。NISMOが欧州の活動拠点として、英国に設立した「NME」によって製作されました。当時を振り返ると、1988年の欧州ツーリングカー選手権(ETC)に、アラン・グレイス/ウィン・パーシー組で参戦。さらに世界三大耐久レースのひとつとして有名な「スパ・フランコルシャン24時間レース」では、アンデルス・オロフソン選手を加えた3名体制で参戦し、見事、総合6位入賞を果たすなど、日産のモータースポーツ活動の歴史において重要な一台なのです。日産名車再生クラブによれば、今回のR31スカイラインが選ばれた理由は大きくふたつ。まずスカイライン誕生60周年に加え、GTS-Rも生誕30周年の節目の年であること。そして、スカイラインがワークスマシンとして世界に挑んだ記念すべき初のモデルであることが挙げられました。
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なぜ欧州で未発売であったR31スカイラインが欧州レースに投入されたのでしょうか。その秘密は、NISMOの歴史と大きく関係しているそう。1984年、NISMOは世界的なモータースポーツ活動を行うための組織として設立。将来的には、ル・マン参戦を目指していました。そこで欧州レースの活動拠点として、1988年にNMEを設立。ただ欧州に拠点ができたとはいえ、すぐにグループCの参戦体制を構築することは難しいことから、まずは国内でグループAデビューを果たすことが決まっていたR31スカイラインでのレース活動が決定されたとのこと。つまり、NISMOが挑んだ世界のモータースポーツシーンの第一歩を支えたのが、R31スカイラインだったわけです。
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レストア作業は、社内公募された日産自動車及び関連会社の有志によるボランティアで行われ、11月上旬の完成を目指します。ファンへのお披露目とデモランは、今年も11月26日(日)に開催される「NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2017 Supported by MOTUL」で実施されるというから、今から期待が膨らみますね。
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text & photo by OHTO Yasuhiro
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