【車イベントレポート】第13回かわさき楽大師パレードラン

2017.05.15
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4月16日(日)、川崎大師のお祭りのひとつ「かわさき楽大師まつり」で、今年も「かわさき楽大師パレードラン」が行われました。このパレードランは、「HCC95(ヒストリックカークラブ95)」が中心となって毎年、実施されているもので、2017年で13回目となります。

公道を使ったパレードランのため、開催にあたっては公道や公共機関とのやり取りが不可欠ですが、主催のユダ会長こと渡邉氏は、地域と密接に連絡を取り合いパレードの成功に尽力。開催当初こそ、白バイの先導車がついて行われていたものの、現在はそれもなく任されていることを考えれば、お祭の主催者と良好な関係を築いてきたことがわかります。




クラシックカー、ヴィンテージカーがずらり!

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パレードに参加する車両は、「1970年までに最初の製造がされたモデル」となっていますが、例外的なクルマもあります。何かで書かれていた定義によると、製造から30年未満のモノを「ヴィンテージ」、それ以上の年月を経たモノを「クラシック」というそうですので、その意味では、製造より20年のモノでも片目をつぶってOKなのでしょう。今回はそんな一部の車両に目を向けながら、このパレードの参加車両を見ていきたいと思います。
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アメリカ車では、1950年代の良きアメリカを彷彿させるシボレー・ベル・エアー、そしてキャデラック。1970年代以降のカマロやマスタング、エルカミーノなどの姿もありました。
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ドイツ車ではBMWのE30型「M3」を始め、W201型のメルセデス・ベンツ「190E 2.5-16 エボリューション1」などが、イタリア車ではフィアット500、X1/9やアルファロメオといったそうそうたるクルマが並びます。主催者であるユダ会長も、カフェレーサー仕様のMG-Bでエントリーし、ロータスやミニ、ジャガーE-typeといった英国勢の一角を担っていました。

…と、こうして参加車両を紹介していくのもいいですが、今回は少々違った視点で見ていきたいと思います。これらのクラシックカーは走る姿も素晴らしいですが、その姿から映画やドラマにも多々起用されているもの。参加車両の中から特に映画に出演しているクルマをピックアップしてみました。




映画やドラマで活躍してきたクルマの世界

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1台目は、こちらのポンティアック・ファイアバード・トランザム。しかも、オリジナルと違うフロント処理、そして特徴的なインジケーターランプからわかるように、おじさん世代にはたまらないデビッド・ハッセルホフ主演の『ナイトライダー』の「ナイト2000」です。

こちらはものすごく精巧なレプリカモデルで、外装はもちろん内装に至るまですべて劇中車と同じ仕様になっています。余談ですが、例の声で語ってくれるようにもなっているとか。あのフロントのフォンフォンと動いていた赤いランプは一時流行りましたが、当時売っていた製品は総じて商品名も「ナイトライダー」といったのはご愛敬ですね。
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2台目はエクスキャリバー、人によっては「エクスカリバー」という方もいらっしゃるかもしれません。“聖剣”ではありません。レプリカモデルとしてのアメ車です。オリジナルはメルセデス・ベンツの「SSK」というモデルなのですが、このオリジナルが(設定上)ルパン三世(1期と2期もだったかと)でルパンの愛車として出ていました。記憶違いでなければ、五右衛門の初登場で斬鉄剣に真っ二つにされても走っていた覚えが(笑)。
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3台目はやはりルパン三世からフィアット500。世代によっては、こちらの方が知られているかもしれません。映画『カリオストロの城』のイメージが強すぎてこちらが愛車として認識されていることも多いですね。でも、こちらをアニメ中に登場させるようになったのはずいぶん経ってからです。
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4台目はハマー…ではなく、軍用の「ハンヴィー」というクルマです。こちらは「どれに出たの?」と言われると正直言葉を濁してしまうのですが、多くの映画にモブ車両のように出てまいります。その意味でも“軍用代表”として入れさせていただきました。迷彩に塗られているのは、払い下げの軍用車そのものだから。装備もそのままなこともあり、会場でも人気を誇っていました。
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5台目はミニ。いわゆる“クラシックミニ”と呼ばれるオースチン、BMCあるいはローバーといった時代のモノで、純英国製を指します。『イタリアンジョブ』(邦題:ミニミニ大作戦)という映画で主役ともいうべき存在だったクルマです。近年、現代ミニであるBMWミニで同タイトルの映画が作られましたが、オリジナルの映画は1969年の製作でした。ちなみに展示車両は、普通のミニではなくワゴン版のカントリーマンと、同クラブマン版のエステート(フロント周りはMk1ルック)でした。
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6台目はフォード・アングリア。リアスクリーンが逆スラントしている“クリフカットウィンドウ”のちょっと見た目にもおもしろいクルマです。では、これは何の映画やドラマに?

その答えは意外と最近、しかも有名な映画にあります。『ハリーポッター』に出てきた空飛ぶクルマといえば「ああ!」となる方も多いでしょう。余談ですが、かのロータスヨーロッパのフロントバンパーはこのアングリアから流用したモノです。
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7台目はロータスヨーロッパです。あまり多くは語れませんが、スーパーカー世代の方には忘れられない金字塔ですね。『サーキットの狼』、このマンガがなければこのクルマがここまで有名になることはなかったかもしれません。『サーキットの狼』は、このクルマをスターダムに押し上げたマンガと言えるでしょう。
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最後はフォード・クラウンビクトリア。「これこそクラシックではないのでは?」と言われそうですが、たしかにその範疇ではありません。このクルマは、パレードを盛り上げるために来たといっていいでしょう。では、映画としては?

こちらもハンヴィー同様、主役としてはあまり出てきませんが、数々のシーンで活躍している車両でしょう。そしてこのクルマこそ、先日公開になった『ワイルド・スピード ICE BREAK』のPRイベントに出演した車両そのものなのです。このクルマもやはり“パトカールック”ではなく本国から持ち込んだ本物のパトカーで、ご覧の通り逮捕もされます(笑)。もちろん日本で乗るためには、それなりの仕様変更やご苦労もあったそうですが、その甲斐あって現在は様々なメディアでも活躍しています。この日は、立花未来さんが華を添えてくれました。

こうしてみると、クルマとドラマや映画は密接な関係にありますね。来年はこれらのパレードを間近に見に、皆さんも足を運ばれてはいかがでしょうか?


text & photo by きもだ こよし+Bucket

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