【豆知識】マツダの「SKYACTIV TECHNOLOGY」ってどんな技術?

2017.04.28
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現行のデミオやアクセラ、CX-5といったマツダ車のリヤ周りを見ると、必ず「SKYACTIV TECHNOLOGY」のエンブレムが装着されています。今でこそ「SKYACTIV TECHNOLOGY」は当たり前のように存在していますが、実は画期的なものでした。今回は、マツダの「SKYACTIV TECHNOLOGY」に焦点を当ててみます。


SKYACTIV TECHNOLOGYとは?

「SKYACTIV TECHNOLOGY(スカイアクティブ・テクノロジー)」とは、「走る歓び」と「優れた環境・安全性能」を高次元で調和することを目標に開発したエンジン(ガソリン・ディーゼル)、トランスミッション、ボディ、シャシーなどの新世代技術の総称。エンジンの名称などではなく、「技術群」のことを言います。

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7つに増えたSKYACTIV TECHNOLOGY

■SKYACTIV-G

量産車として世界で初めて14.0の高圧縮比を実現したガソリンエンジン。燃費と低中速トルクを従来比で15%改善した。

■SKYACTIV-D

ガソリンエンジンと同じ14.0の圧縮比(ディーゼルとしては異例に低い)を実現した、クリーンディーゼルエンジン。走行性能、燃費性能、環境性能を大幅に改善した。

■SKYACTIV-DRIVE

DCT、CVT、従来型のATなど、すべてのトランスミッションの利点を集約した、新世代高効率AT。ロックアップ領域が広くダイレクト感のある走りを実現している。

■SKYACTIV-MT

軽快なシフトフィールと大幅な軽量・コンパクト化を実現した、新世代マニュアルトランスミッション。デミオからアクセラまで、MTをラインナップするのがマツダの特徴。

■SKYACTIV-CHASSIS

ロードスター並みの「人馬一体」感を追求し、「走る歓び」を実現すると同時に快適性、安心感を高めた軽量シャーシ。

■SKYACTIV-BODY

「走る歓び」を支える高い剛性と、最高レベルの衝突安全性を実現した軽量ボディ。US-NCAP、Euro-NCAP、IIHS、JNCAPなど世界の衝突安全評価を最高レベルでクリアする

■SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS

2016年に発表された新しい技術。第1弾として「G-ベクタリング コントロール(GVC)」が各モデルに搭載された。これは、ハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させ、4輪への接地荷重を最適化。スムーズで効率的な車両挙動を実現するというもの。


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進化と深化を続けるマツダ

2010年に発表されたSKYACTIV TECHNOLOGYは、2011年にSKYACTIV-Gガソリンエンジンを搭載したデミオとアクセラを発表。翌年、ボディやシャーシまですべてにSKYACTIV TECHNOLOGYが採用された、CX-5とアテンザがデビューすると、ドライバーの思い通りに走る「走りのよさ」に多くのクルマ好きが驚かされました。SUVのCX-5であっても、ロードスターのように気持ちよく走ることができるのです。

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それもそのはず、SKYACTIV TECHNOLOGYは、「世界一のクルマを作るためには、まったく別の発想が必要。クルマの基本を白紙に戻してゼロから作り直す」という思いから生まれたものでした。2012年に登場したCX-5は今年、2代目に進化。デミオやアクセラ、アテンザといったモデルもほとんど毎年改良を受け、クルマとしての熟成が図られています。

SKYACTIVの思想を取り入れてからのマツダは、クルマを「進化」させてきたと同時に「深化」させてきたとも言えるでしょう。SKYACTIV TECHNOLOGYの登場が、マツダの存在感を大きく変えたことは間違いありません。


<関連リンク>
マツダのクルマづくり「SKYACTIV TECHNOLOGY」
http://www.mazda.co.jp/beadriver/dynamics/skyactiv/
電動化でクルマからエンジンは消滅?-新技術HCCIとは(GAZOO)
https://gazoo.com/car/pickup/Pages/future_forecast_161227.aspx

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text by 木谷宗義+Bucket
画像提供:マツダ

問題(第3回3級)

近年、マツダが様々な車種で採用している“環境に配慮した自動車技術群”の総称はどれですか。

1.SKYACTIVテクノロジー
2.Be a driver.テクノロジー
3.ヒロシマ・テクノロジー
4.Zoom-Zoomテクノロジー

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