【カーライフ】中古メルセデスのある生活 その2~納車前にしたこと編~

2017.03.26
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前回は最初のマイカーであるプジョー206SWがお役目を終えようとしてところに、次期候補車両として挙がったメルセデス・ベンツEクラスワゴンに狙いを定めて購入、というところまでお話しました。

今回は、中古メルセデスを購入してから納車されるまでにしたこと、主に整備ネタや覚悟したことについてお話したいと思います。中古(しかも10年落ち)の輸入車をどうやったら安心して乗れるのか? はたまた乗れないのか?(それじゃ困るけど) 疑問や覚悟について書いていきたいと思います。

先にいっておきますが、中古は中古。新車時の保証は、とうの昔に切れています。さらにクルマは消耗品のカタマリでもありますから、大規模な故障が発生したときに「直すか?降りるか?」の判断を迫られます。

私の場合は、最初に「車体購入価格+数十万円」というトータル金額を決めて、まずはその範囲内で整備をすることにしました。最初に重要なところに手を入れて、あとは逐一気づいた箇所を直していくスタイルです。それでは購入当初を思い出しながら、ご紹介していきましょう。

数台の候補から立ち姿の良い個体をチョイスして油脂類交換プラスアルファ

みなさんはクルマを購入するとき、どのように車種を決めていますか? おおよそのクラスを決めて複数メーカーで競合車を見比べますか? メーカーにこだわりがなければ、同じクラスで、スタイル・排気量・駆動方式・装備などによって比較する人もいるかもしれませんね。

しかし、私がメルセデス・ベンツのEクラスワゴンの購入を決定した理由は、「一度はメルセデスの乗り味を体験してみたい」と思ったからです。純粋な興味から。

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予算が潤沢だったわけではないので、当初はCクラスのワゴンを探そうとしていたのですが、同年式のEクラスの値ごろ感を知り、「予算1X0万なら整備もソコソコできるかも」となり、気持ちはドンドン「Eクラスに乗ってみたい!」という勢いになっていました。

エンジンのヘッドカバーとATF、さらにサンルーフのパッキンを交換

購入した個体は2004年式ということで、211型Eクラスとしては前期モデルにあたります。東京某所で見つけたその個体は、「どうせ買うなら長く乗りたい!」とある程度、納車前に整備をすることに。整備をお願いしたのは、関東でメルセデスを得意とするガレージです。
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まず、エンジンヘッドカバーのガスケット。ガスケットからのオイル漏れは、このモデル特有の持病で、ガスケットを新しくするだけではダメだそうです。このあたりは、作業するにも細かなノウハウが存在するので、できればメルセデス・ベンツ専門のショップでやりたいところ。
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次にオートマチックトランスミッションのフルード(オイル)、いわゆる ATFですね。こちらは全量抜き替えしました。そしてサンルーフ。これもこの型式特有の症状で、雨漏りするケースがかなりあるとのこと。パッキン交換から動作確認までやってもらいました。

その他もひと通り、納車前整備としてやってもらいましたが、上記の3 点はW211型Eクラスの代表的な整備ポイントとして覚えておくといいかもしれません。

前期モデルの鬼門“SBC”は大丈夫だった!

W211の前期モデルには、雨天時にブレーキのディスクローターとパッドの隙間を少なくして水分を除去する「SBC(Sensotronic Brake Control)」という特殊な機構が搭載されています。停止時にブレーキペダルから足を離すと「ブイー」と作動音がするくらいで、走行中にその存在を感じることはありませんがこの機構、実はかなりの鬼門なのです。
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W211型Eクラスで初めて採用されたSBCは実験的な先進装備だったようで、不具合が多く、後期モデルには搭載されなくなっています。ユニットが故障すれば高額なASSY交換となることから、「中古で買うなら後期モデル」と言われることもあり、実は不安なポイントでした。

しかし、中古車選びは“出会い”ですから、あくまで良さげに見えた個体を選んだわけです。結果、2017年3月現在、SBCのトラブルは発生しておりません(ありがとうございます!)。

さて、今回は「納車前の整備」についてお届けしましたが参考になりましたでしょうか? 次回は購入から1年半乗ってきた使用感についてお話させていただきたいと思います。それではまた。


<バックナンバー>
中古メルセデスのある生活 その1~クルマ選び編~
http://kurutopi.jp/article/4511


text & photo by 赤坂太一+Bucket

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