【コラム】世界じどうしゃ人文学 Vol.04 ロシア・サハリン島と街角の車たち ~懐かしい1990年代車と日本未導入モデル~

2018.07.12

00
街でめずしいクルマを見かけたとき、振り返らずにはいられない。そんな方も多いのではないでしょうか? もし、あなたがちょっとめずしいクルマに興味があるなら、ロシア・サハリンは刺激に満ちた街になるでしょう。なぜって、サハリンの街は、さまざまな国や年代のクルマで溢れているからです!

一般財団法人 自動車検査登録情報協会の調べによると、平成26年時点の日本の自動車寿命は普通車が12.97年。でもサハリンでは、もう一段古い1990年代のクルマが未だに現役で活躍しています。今回は、1990年代車を愛して止まない筆者がサハリンの街中で「これは!」と思った1990年代車や、日本では見かけないクルマたちを紹介していきます。

キャラクターの際立つパーソナルカーたち

今見ても個性が際立つ1990年代の車たち。まずは、その中でも少し懐かしいモデルを覗いてみましょう。

01日産・ルキノ クーペ。サニーベースの2ドアモデルで、北米でも愛されたコンパクトクーペ

02ホンダ・シビッククーペ スポコンやUSDMのイベントではよく見ることのできた2代目シビッククーペ。いまや日本の街中で見ることは少なくなった

03アンフィニMS-6。3ナンバー、5ドアハッチバック、V6エンジンという搭載というクルマだった。この個体は、所々にクロノスの部品がミックスされている

04三菱・ディアマンテの初代モデル。電子制御で武装したアッパーミドルカー。ヒットモデルだったが、こちらももう日本で見ることはほとんどない

レジャー感覚に溢れたSUVたち

前回の日産車の回でも触れたRV車たち。1990年代から2000年代にかけては、多くのモデルがラインナップされていましたが、ディーゼル規制の影響もあり数は激減。特に、生活車として使われたクルマは瞬く間に市場から、そして日本の道路から姿を消してしまったように感じます。

05日産・ダットサン トラック 10代目ダットサン。HOT DATの愛称で売られた

06日産・プレーリージョイ。2代目プレーリーの大幅なマイナーチェンジ版。かつてはよく見たクルマだったが……

07ダイハツ・ロッキー。バブル景気末期の1990年に発売されたコンパクトな本格クロカン4WDだ

08ダイハツ・パイザーは、ダイハツの小型乗用ワゴン。日本では当時、アグネス・ラムさんが登場したCMが話題となった

09マツダ・プロシードレバンテ スズキ・エスクードのOEM版。マツダ版は生産台数が少なく、非常にめずらしい1台

日本車、ロシア車以外も? サハリンでは少数派の輸入じどうしゃ

これまで日本のクルマについて紹介してきましたが、サハリンの街ではごく少数だけロシア車や日本車以外のクルマたちが走っています。しかも、そのラインナップは日本ともヨーロッパとも異なり、独特の風景が広がっていました。

10オペル・アタラ。シボレー・キャプティバの兄弟車であるコンパクトクロスオーバーSUV。日本未導入モデル

11プジョー505。規格型ヘッドライトを備えた505エステート。セダンは日本でも正規販売されていた

12フィアット・ドブロのオープンカフェカー。公園ではシトロエン・ベルランゴなどの移動販売車も見られた

13キア・リオ。サハリンの街中ではキアの広告を見ることが多く、新型の韓国車も何度か出会うことができた

14FAW・V5。少数だが、FAWやチェリーなどの中国車も見ることができた。ロシアの端まで進出しつつある販売網に驚きが隠せなかった

ネオクラシックと呼ばれる年式のものから最新モデルまで。さらにドイツ、フランス、イタリア、韓国、中国、そして日本と、こんなにもバリエーションも豊かなクルマたちが走っている地域は、なかなかないはず。筆者がロシア・サハリンに魅せられたのは、この幅広いクルマたちが暮らしの中に根付いていたからです。多国籍なモータリゼーションを楽しみたい方は、ぜひ”極東ロシア”へ遊びに行ってみてくださいね!

text & photo by TUNA, edit by 木谷宗義

<世界じどうしゃ人文学>
Vol.01 極東ロシア・サハリン島とトヨタ その1 ~街行くクルマのベスト4~
http://kurutopi.jp/article/9556
Vol.02 極東ロシア・サハリン島とトヨタ その2 ~「コイル増し」やちぐはぐ補修に見る現地のクルマの使われ方~
http://kurutopi.jp/article/9768
世界じどうしゃ人文学 Vol.03 ~ロシア・サハリン島と日産~
http://kurutopi.jp/article/10409