【車イベント】昭和のホンダ車ミーティング2018 ~「コンビニでお茶」から180台規模に成長したホンダファンの交流の場~

2018.06.12

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6月3日(日)、抜けるような青空、梅雨入り前の最後の頑張りのような陽気のもと、浜名湖渚園(静岡県)に“昭和に生きた”ホンダ車が集まりました。イベントの名はずばり「昭和のホンダ車ミーティング」です。

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「コンビニでお茶から180台規模に

参加資格はただひとつ、昭和の時代に製造された(あるいは初年度登録)された車であることで、渚園の芝の上にはホンダ初のオープンスポーツ「S」からCVCCシビック、そしてバブル期に絶大な人気を誇ったプレリュードまで、時代の変遷を感じさせるホンダ車で並びました。

03画期的な環境対応エンジンで世界にホンダの名を知らしめた初代シビック

04ホンダの歴史を語る上で欠かせない「S」ももちろん参加

05こちらは初代プレリュード。どちらも新車のようにキレイだ

「昭和のホンダ車ミーティング」は、もう10年以上続く老舗イベントで、現在は180台近く(見学に訪れるホンダ車を入れればそれ以上)にもなる大型イベントですが、もともとは主催のさいとー氏他数名で“コンビニに集まってお茶をする”という感覚で始まったものだそうです。

台数や会場こそ変わりましたが、現在もそのスタンスは変わっておらず「場所を提供するだけ、あとは自由に楽しんでもらう」(さいとー氏)とのこと。カーイベントの原点ともいうべきスタイルで続いています。

ずっと相棒これからも「ホンダ1300S

 ホンダは、1963年に小型トラックである「T360」で四輪事業に参入し、同年にオープンスポーツたる「S500」を登場させて以来、さまざまなスポーツモデルを世に送り出してきました。バラードスポーツCR-Xなどの参加車両を見れば、そのことはよくわかります。

その中にあってもさらに目を引いたのが、“クーペ9”こと「1300S」です。このモデルは当時、ある種の確執を生み出した本田宗一郎氏こだわりの空冷エンジンモデルでもありました。

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このクーペ9は、オーナーが手に入れてかれこれ30年近くになるそうですが、その間、同じ車両を乗り次いで現在は3代目の車両とか。競技仕様のこの車は、空冷にもかかわらず全盛期には1万回転まで回せたそうです。もっとも現在は、部品供給の関係から「とてもそこまでは回せない」と言います。

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オーナーさんは、歴戦の相棒であるこのクルマを一時期休眠していたそうですが、50歳になったことを機に活動を再開。シビックなどで競技参戦を行ってきた他、このクーペ9が復活してからは、クラシックラリーを始めとしたさまざまなイベントに参加していると言います。

 若きアコードオーナーが受け継ぐイラストのバトン

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 このCA型アコードは、例年同イベントで配られるポケットティッシュのイラストを担当されている“ジビケンさん”こと自動車美術研究室さんのクルマ。自美研さんはまだ20代の若者で、このアコードが初めての車なのだそう。ここ数年、1980~1990年代の車に乗る若いオーナーは増えているようです。
09ワンダーシビックが描かれたポケットティッシュ。後のお茶はホンダ社内でのみ販売されるものだそう

10アコードのボンネットには、オーナーの友人が制作したというペーパークラフトのCAが

このイベントでは、以前からホンダオーナーであるイラストレーターさんによるポケットティッシュが用意され、配れることが恒例となっていましたが、今回のイラストのモデル車両は、全イラスト担当であるゆずのきB佳さんさんのワンダーシビックなのだそう。こうして代々、引き継がれていくとすれば、いつか自美研さんさんのCAアコードもどなたかが描かれるのではないでしょうか。

時代も年齢も超えたホンダファンの交流は続く

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時期的なものもあるのでしょうが、例年不思議なぐらい好天に恵まれる同イベント。今年も青空のもと、時代も年齢も超えたホンダファンの交流が行われていました。昭和の時代を生きたホンダ車を長く愛するオーナーとそれを引き継ぐかのように参加される若いオーナーが交差する「昭和のホンダ車ミーティング」。きっと、これからも長く続いていくことと思います。

123代目プレリュードの変わり種「インクス」。リトラクタブルではないヘッドライト、排気量が拡大されたエンジンに、サイドモールの厚みによる3ナンバー化ボディが特徴

13モトコンポも姿も多数。さまざまなカラーリングや仕様を楽しんでいる

14軽トラックのアクティトラックと、バンのアクティストリート。実用車だけに現存率の少ない車

text & photo by きもだこよし, edit by 木谷宗義

▼ホンダ初の四輪自動車は軽トラックの「T360」だった
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